2015年8月3日月曜日

8/3の創作活動より「主人公をつくろう」

◎「主人公をつくろう」グループ創作
「だれ・どこ・なに」のあとは「主人公をつくろう」(現代)

(1)
主人公の今(プロフィール)
10~70代で、ものがたりをつくってみたい世代を選んでグループ創作。
名前・年齢・特徴・成育歴・課題・目的など。なぜ、その状況に?具体的に。 

みんなでひとりの人物となってほかのチームが質問する。質問によって考えなければいけないことも見えてくる。

(2)
縄文へのとある扉を開ける瞬間と、現代からもっていく課題を「現場写真」に。
どこで、どうして、どのように、もっていく課題。自分の今の問題がこれなんだけど、という何かを。なぜその場所に行ってしまったのかが重要。そのきっかけの写真があってもいい。


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 ・10代
ひかるくん。12歳。小学校6年生。中学受験はまわりがしているから。好きな教科は理系。勉強はクラスのなかでは一番。塾では進学クラスで上のほう。家族はお父さんお母さんの三人。将来の夢はない。大人っぽい。時間があったら勉強したい。好きな食べ物は特にない。好きな女の子は別に。友達はあいつら子供っぽいんで。お母さんのことはご飯つくってくれるし感謝してる。お父さんはふだんいない、海外ばっかり。お父さんはふつう。住んでいるところは新宿。志望校に入ったらいい大学入りたい。いい会社に入ってなにかする。
こどものころ、楽しかったころの家族写真。
今。ばらばら。
ひかる、学校をさぼってみんなで写真を撮った高台に来た。写真を見つめている。うずくまるのはひかるの心。
風に吹かれて写真を落とす。
とっさに追いかけて高台から落ちる。縄文の扉。
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・10代
いさむっていいます。17歳です。彼女はできない。築20年のアパート暮らし。好きなことはパソコンゲーム。一応学生です。高校生。部活は美術部で友達いない。暗めの絵を描いてる。本は大江健三郎を読んでる。頭は中の上。学校で好きな場所は屋上の隅っこ。歌うのは嫌い。お休みの日はパソコンゲームしながらひとりで歌ってる。色は薄い水色。暗い絵だけど一点明るくしようと思ってる。好きな子はいるけどいえない。今の生活は苦しい。思っていることは社会、学校、あらゆることに怒り。世の中どうなってるんだと。最近感動はまったくしていない。
自分の部屋でウェブサイトをみている。後ろは雷、もうちょっと大きな雷、小さな雷。 
雷が落ちた。びっくりしてどこにいるか見えない。 
浮遊中。めまいがする。

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・20代
男と女
(男)岳とかいてたける。27歳。
(女)八重やえ。27歳。教師。ふたりは幼なじみ。
(男)教師になろうと努力している。理想が高い。休みの日はふたりで山へ。山デート。なんで教師を目指しているかというと子供に夢を与えたいから。山は主に八ヶ岳。時々蓼科山。結婚はまだ考えていない。収入ないから。収入あったらするか?教師になるまでは勉強したい。いつも怒られる。はっちゃけていろんなところに行くけど、それを理解してもらえない。いつも会うとこどもたちの話を教えてくれるけど、僕としては違う方向があると思う。実家に暮らしている。収入はバイトやらいろんなところを転々と。4回試験に落ちた。
(女)結婚していない。なにもいってくれないから。(教師に先になって)私は優秀なんだけどね。夢ばっかり負いすぎているのは不満。社会の厳しさをわかってない。青い。なんとなく小さいころからいて、隣にいるのがふつう。
権現岳の垂直の岩。絶壁。岳は人生にくたびれ、目標を失い投げやりになる。試験をあきらめようとする岳に、八重が権現岳に登る勇気もないだろうとけしかけ、一緒に登る。
綱をつけていたら、八重が滑って一緒に落ちてしまう。そこから縄文の世界へ。
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・30代
ゆみ。37歳。こどもふたりのお母さん。旦那さんは仕事人間。技術関係だけど半分落ちこぼれている。旦那さんは42歳。こどもは中学2年と小学4年。結婚して15年。こどもへの教育理念はいい子になってほしい。今反抗期でうまくいっていない。夫婦の趣味は生活に追われていてそれどころではない。パート行かなきゃ、こどもの反抗期、お父さんサービス残業で帰ってこない。家族にいえない秘密は、もっている暇がない。生活の楽しみは寝ること。年収350万円。それでローン返しながら。住んでいるところは茅野。一戸建て。旦那さん帰ってこないし帰ってきたらくたくたで会話もない。こどもの習い事は、下の子はいろいろやりたいというけど連れていくのが大変。最近上の子は口をきいてくれない。下の子は文句ばっかり。最近家族で出かけてない。
反抗期の小4の娘とけんかして、娘が泣いて飛び出す。驚くおねえちゃん。

洞窟に入っていく娘を追いかけるゆみ。

洞窟が崩れた。

大きな角の生えた鹿がいて、ついていこうとする。縄文の入口。

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・40代
名前はうるわしみれい。42歳。スーパーのパート。大学生と高校生、小学校高学年の3人の子がいる。5人で住んでいる。旦那さんの仕事は役人。家族の話題はテレビのチャンネル争い。好きな番組は韓流ドラマ。世の中で気になることは、どうローンを返していこうか。こどもたちにお金がかかるので。臨時雇いの役人だから。今日は普段着。いつもパートの服だけど、私服はドレスが多い。美を維持していくのが大変。美容に3万円。多いかしら?こどもは東京の私立大学。学部は経済学部。仕送りは月18万円。借金が多い。年収はお金の計算できないから。晩ごはんのメニューはオーストラリア牛。

借金地獄で旦那さんに怒られるみれい。

パート先で仲間と宝くじがあたったと話す。隠してある場所について話す。後ろはお金ができたと喜ぶ心。

パート仲間と隠した防空壕に行く。扉を開ける。

穴に落ちた。


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・60~70代
もりやましげる。男性。65歳。持病はない。定年。新薬開発の仕事で研究所にいた。退職金は多かった、すみません。生まれは茅野。余生も茅野。孫はいない。息子ふたり大学生。定年後新しい趣味が欲しくて、書店で雑誌「ムー」を手にとり気に入り、UFOが好きで趣味になっている。宗教は入っていない。奥さんと2人暮らし。ペットは猫。朝ごはんは和食。お気に入りの場所は我が家の屋上。そこでUFOと交信している。パワースポットは車山。奥さんは趣味については「夫唱婦随ですので」。こどもは帰ってこない。大学3年21歳。遅い結婚です。奥さんは僕を支えてくれる人。出かける場所は、退職してからはUFOばかりで、屋上いったり車山いったり、夫唱婦随です。車はマーチ。

悩みがないハッピーデイなのに腹痛という不幸。
妻に薬を渡されいやだけど断れず飲む。
ふだんどおり屋上でUFOを探す。

いつも呼ばれてるからとUFOが近くに接近。

UFOをみつけて落ちそうに。妻が支えるが落ちる。



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