茅野市民館いどばた会議「ちのばた」つづき
〈縄文ファンタジーをつくろう!〉講演の巻
■第1弾 アートを楽しむ縄文人
講師:小林達雄(考古学者)
2014年1月31日(金)
第1弾は、考古学者の小林達雄さんを講師に迎え、縄文土器から見て取ることのできる〈縄文の世界観〉についてお話を聞きました。
各地の個性ある土器の文様(方言のような)と、そこに共通する土器の〈突起〉についての話では、造形的な意味だけでなく、確信的につけられている〈突起〉が意味することこそ〈縄文の世界観〉だ―と小林さん。それは、思いのたけを表現されている情緒的なものだといいます。
また、道具として非実用的と見られがちながら、手間ひまをかけてつくられたもの、土偶などを〈第二の道具〉と呼び、「儀礼や祭り、まじないに使われたのではないか」といった話もありました。
後半は、参加した皆さんとのQ&A。たくさんの質問が寄せられ、現在の価値観にとらわれず、今の日本文化の〈基層〉として縄文文化をとらえることなどを、参加者も一緒に考える機会となりました。
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