2014年4月20日日曜日

【レポート】
トークイベント 〈縄文ファンタジーをつくろう〉
縄文人のデザイン力~縄文人の美意識、音楽、服装、創造性を語る~

 2014(平成26)年4月20日 茅野市民館 マルチホール 

 《茅野市民館10周年記念事業 縄文アートプロジェクト》のスタートを飾るトークイベントを、4月20日(日)に開催しました。茅野市や縄文文化についてゆかりのある方々をトークゲストに迎え、茅野市民館の取り組みに関わりのある、さまざまなジャンルの専門家の方々や市民の皆さんと、八ヶ岳山麓ではぐくまれた《縄文》について語り、未来につなぐ大切なことがらについて、思いをめぐらせました。
会場のマルチホール。ロビーから続くエントランスを抜けると、
天につづく流れのようにしつらえたスクリーンと、4本の柱が出現します。
スクリーンを隔て、4本の柱に先には、トークゲストの皆さんと
「井戸端」を囲むような感覚で語り合う、車座の空間。縄文の環状集落にも見えますね。
奥の客席には大勢の市民の皆さんが集まりました。
考古学者の小林達雄さん㊨と、茅野市出身の建築史家・建築家、藤森照信さん㊧。
「必要なものではないが大事なもの」「実用性とは関係ないものを求める気持ち」
について、それぞれ語ってくださいました。
黒耀石の産地、茅野市近隣の長和町で考古学の魅力をいかした
町づくりを実践している大竹幸恵さんは、こどもたちとの縄文の学習や、
土器・土偶に託されたメッセージについてお話しくださいました。
司会・進行は、作曲・編曲家の神山純一さん。
茅野市出身のマリンバ奏者、三村奈々恵さんと、
土笛の話題から、縄文時代の音楽について思いをはせました。
「宮坂英弌物語」の著者、児童文学者の山本まさみさんは、
歴史を知ることで今を知り、未来につなぐことと、
こどもたちに伝えることの大切さを語りました。
トークの合間には、三村さんの生演奏を楽しみました。
「縄文」と共通点のある曲の演奏で、マリンバの音色が響きました。
トークゲストのお話を受け、
会場に集まった専門家の方々や市民の皆さんから、
〈縄文〉にまつわる感想や質問が、寄せられました。

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